2015年07月02日
イタリアから始まったグラースの歴史
イタリアのネロラ公国王妃 「 アンナ・マリア(アンナ・マリー・デ・ネロリ) 」 が革手袋の香り付けにオレンジ花を使用していた事からネーミングされた 「 ネロリ 」 。


本日は、ネロリではなく「革手袋」がポイントです。
12世紀フランスの法律にヘンテコな「香料・手袋製造業者営業条例」というのがありました。
臭い革の匂いを隠すだけでなく、手袋を着用すれば良い香りを発する事ができるので、
当時は香料と手袋がワンセットにされていたそうです。
今では香料で有名な仏グラースですが、
16世紀から革産業が盛んで革職人の町だったそうです。
伊フレンツェのメディチ家カトリーヌが
服飾職人や調香師、薬剤師達も引き連れて
フランス国王アンリ2世に嫁いだ時に、
同行した調香師がグラースの豊かな草花に目をつけて
グラースに香料工場を作ったそうです。
そして、
革産業が発展すればするほど大量の香料が必要になり、
ついには香料生産のほうがメインになってしまいましたのが仏グラースです。
フランスに香水文化を持ち込み、
グラースを香水生産地にしたのはカトリーヌだったんです。
世界の香料をまとめるグラース「香水産業」って
イタリアのアンナとカトリーヌがキッカケだったんですね~
。


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